「こんなこと話しても大丈夫かな?わかってもらえるのかな?」
「こんなことで悩んでいるのは自分だけかもしれない。」

そんな心配はせずに、安心してなんでもお話しください。

当相談室では、◇◇は良くて□□はダメ、◇◇は正しくて□□は間違っている、◇◇は優れていて□□は劣っている、というような一般常識的な価値判断を基準にして、人や物事をジャッジすることはありません

相談員自身がこれまでずっと、一般常識的な考え方に違和感を感じながらも、そこから抜け出すことができないという悩みと葛藤を抱えながら日々を過ごしてきましたし、ひきこもりの子を持つ親としても長い間苦しんできていますので、表面的な事象で人や物事を判断するようなことはございません。

また、人は皆、人それぞれであり、物事に対する考え方や感じ方はまちまちであると理解しておりますので、それらを尊重しながら真摯にお話をお伺いいたします。

一方で、問題を抱えながら生きているという点では、ご相談者も相談員も同じ仲間同士と言うことができますから、お互いに共感し合える部分は多くあるかと思います。

そんな仲間同士の空間において、心の内を自由に話していくことによって、これまで閉じ込められてきた思いが少しずつ解放されていけば、心が軽くなったり、気持ちの整理ができたり、一歩前へ進む勇気が出てきたりと、なにかしらの変化が生まれてくるかもしれません。

ご相談者の問題が少しでも早く解決されるように精一杯対応してまいります。

しかしながら、相談員自身が今でも自分の人生と子育てとに奮闘しているさなかにおりますので、「こうすれば必ずうまくいく」という明確な答えを持っているわけではありません。

したがいまして、“共に知恵を絞り合いながら、解決方法を一緒に探していくスタイル” で対応していくことになります。

ひとりで考えていると限界があることでも、別の視点が加わることで、良いアイディアが生まれてくる場合があるかもしれません。

また、状況に応じて、相談員の経験や考えをお伝えする機会があるかもしれませんが、それらはあくまでも一つの参考として受け止めていただければと思います。相談員の考えを押し付けたり、「~すべき」というような態度で接することはございません。

なお、具体的な解決策を求めているわけではなく、「とにかく話を聞いてもらいたい」という方に対しては、ご希望通りに対応してまいります。

なによりもご相談者のお気持ちを一番に考え、その場の状況に応じて柔軟に対応してまいりますので、どうぞ安心してご利用ください。

悩み事を相談するだけでなく、“自分の好きなことに自由に取り組む活動スペース” として、当相談室を利用していただくこともできます。

例えば、絵を描く、手芸や工作をする、雑誌や本を読む、文章を書く、パソコンで作業をする、勉強をするなど、一人で静かに取り組めることであれば活動内容に特に制限はありません。

他の利用者のいない状態で活動していただけますので、ご自身が快適に感じられる方法で、例えば、一人で黙々と取り組んでいただくこともできますし、相談員と話をしながら一緒に取り組んでもいいですし、お茶を飲みながら、音楽を聴きながらなど、リラックスして自由に過ごしていただければと思います。

このような活動はご自宅でおこなえることばかりですが、場所を変えてみることでいい気分転換になります。

楽しいことや気分が良くなることに取り組み、充実した時間を過ごすことは、私たちの日常を明るく豊かにしてくれるだけでなく、隠れた才能を見つけ、新しい人生を切り開いていくための一つのきっかけになっていくかもしれません。

ひきこもりや不登校でお悩みの方はもちろんのこと、充実した毎日を送りたい方、自分らしい生き方や新たな可能性を模索している方など、どなたでも利用していただくことができます。